【TOEICリスニングスコアが5~270点の方向け】おすすめ勉強法・教材
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今回の記事では、TOEIC500点から945点までスコアを上げた著者が、
・TOEICリスニング5~270点の方の現状把握
・おすすめの勉強法と教材
について解説します。
早くリスニング270点超を取得して、次の段階に進みましょう!
本記事の内容
1.TOEICリスニング5~270点の方の現状把握
まず、TOEICが公式に説明している内容を見てみましょう。
TOEICの公式認定証によると、TOEICリスニング5~270点の方は次のような傾向があるとのことです。
これだと少し抽象的な面がありますので、著者なりに具体的な内容に落とし込んでみます。
私は、TOEIC受験者のリスニングのレベルを図るうえで、4つの要素があると考えています。
- 単語力
- 文法力
- リスニング力
- テスト慣れ
前述の説明にある通り、リスニング5~270点の方は、残念ながら全ての項目において基礎的な部分が足りていない可能性が高いです。
これからそれぞれの要素から見たおすすめの勉強方法と教材について説明していきます。
2.要素別解説とおすすめの勉強法と教材
1.単語力
基礎的な単語力が不足している可能性があります。
英単語の意味がわからなければ、どれだけ複雑な文法を理解していたとしても、文章やリスニングの内容を理解することはできません。
単語力は全ての基礎となる英語力になりますので、地味な作業ですが、さぼらないようにしていきたいですね。
おすすめの教材は、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ」 になります。
銀のフレーズは「最短ルートで600点」との宣伝文句の通り、600点を目指している人向けの単語帳です。TOEICで300〜500点くらいの初学者を対象としています。
基礎の400語、頻出の300語、必須の200語、発展の100語の構成になっており、最頻出にして最重要単語1000語を頻出フレーズに凝縮した内容となっています。
本書の単語をマスターすれば、TOEICに必要な基礎語彙力はしっかりつけられます。
2.文法力
リスニングのスコアをあげるという意味では、この段階では文法にまだ力を入れる必要はないと思います。まずは、TOEICに頻出の英単語を覚えることに注力しましょう。
勿論、英文法は大事です!が、まずは英単語を覚えることを優先した方が内容もわかるようになってスコアもあがりますし、勉強のモチベーションが保ちやすいと思います。
3.リスニング力
このレベルの方は、まずはこの教材をやり込みましょう。
Part1・2に内容が限られていますが、TOEICのトータルスコアが200〜400点の初心者を対象に作られた教材で、本のボリュームもそこまで大きくないので、取り組みやすいと思います。
TOEICで頻出の単語も多く掲載されていますので、語彙力の強化にも使えるはずです。
もし、この教材で十分に聞き取りができないと感じた場合には、英単語の絶対量が不足している可能性が高いです。
この場合、単語帳に戻るのもありですが、より効率的なのは、この教材に出てきた知らない単語を片っ端から覚えていくことです。このようにすれば、当たり前ですが教材のリスニング内容をきちんと理解することができるようになります。
「ただの暗記で意味がない」という風に感じるかもしれませんが、リスニングはこの暗記の積み重ねだと私は理解しています。つまり、聞こえてきた音声を脳が記憶している内容と照合できることが、英語が聞き取れるということです。
リスニングを伸ばす近道は、頭の中にこういった表現のストックをためることだと思いますので、だまされたと思って、まず1冊を完璧にしてみてください。
ちなみに「聞き流すだけで英語が聞き取れるようになる」といった教材がありますが、知らない表現、知らない単語は絶対に聞き取れませんので、「聞き流すだけで~」という宣伝文句はあまり信用しない方がいいと思います。(ある程度のレベルの方が英語を聞き流すのには効果はあると思いますが)
4.テスト慣れ
最後に、「テスト慣れ」についてです。このレベルの方は、TOEICの受験回数が少ないので、TOEICのテスト形式に全然慣れていない方が多いと思います。
・リスニングパートで集中力が続かない。。
・リーディングパートで全然時間が足りなかった。。
という経験をされている方も多いと思います。
この辺りは何度も受験する中で、集中力の持続方法だったり、時間配分を自分の中で構築していけばいいのであせらずに行きましょう。
なお、TOEICと同じ英語力を測る試験として英検がありますが、TOEICはそれとは似て非なるかなり癖のある試験です。
英検はじっくり時間をかけて回答することができますが、TOEICは問題数量に対して試験時間が短いため、内容をじっくりと理解するような暇を与えてくれません。TOEICを勉強すればするほど、英語力というより事務処理能力を問われているような気がしてくるほどです。
何度も受験することで、TOEIC試験で求められてくる能力や知識がわかってくると思いますので、ゆっくりと着実にTOEICというテストに慣れていきましょう。
3.まとめ
まだ、TOEICの世界に足を踏み入れたばかりの段階で、まだまだ知識的にも経験的にも不足しているのがこのレベルの方の現状だと思います。逆に言えば伸び代しかありませんので、勉強した分だけ成果が上がりやすいとも言えます。
焦らず着実に勉強時間を積み上げていきましょう。