TOEIC PART6 勉強法と対策
・TOEIC PART6が苦手!
・回答の途中で、前の空欄に戻ってしまったり、内容がよくわからなくなってしまう。
といった方のためにPART6の勉強法と対策を説明いたします。
PART6はいわゆる「長文穴埋問題」です。問題数は4セット×4問の計16問になります。リーディングパートで占める割合はそこまで大きくありませんが、対策ができれば安定的に点数を稼げるようになります。
本記事の内容
基本的な勉強法はPART5と一緒です。では始めていきましょう。
1.主要な回答のパターンを頭に入れる
問題の解き方としては、素直に文章を上から順番に読んでいきましょう。
空欄にぶつかる毎に問題を解いていきます。
問題のパターンとしては、PART5同様、次の通りに集約されると思います。
①語彙力を問われる問題
②文法的に入るべき品詞が決まる問題
③短文を理解して適切な選択肢を選ばなければならない問題
①は、単純に受験者の語彙力を問う問題です。これは知っていれば解ける、知らなければ解けないという問題です。
②は、例えば問題短文の空欄以外に動詞がなく、空欄には動詞しか入り得ない場合を指します。
③は、穴埋め部分に複数の品詞・選択肢が入る可能性があり、文全体の内容を理解した上で、適切な回答を選ばなければいけないパターンです。
PART6は③のパターンの場合、最悪全文を読む必要が出てきます。より多くの情報を処理しなければなりません。長文読解力が求められますので、PART5の③よりも難易度が高いと言えるでしょう。
2.それぞれのパターンの勉強方法
次にそれぞれのパターンの勉強法を見ていきます。
これも、基本的にはPART5と同様です。
①語彙力を問われる問題
②文法的に入るべき品詞が決まる問題
③短文を理解して適切な選択肢を選ばなければならない問題
①語彙力を問われる問題
こういった問題で取りこぼしが多い方は、まず単語帳で語彙を補充しましょう。ここはある意味やった分だけ確実に点数に直結しますので、勉強の成果も感じやすいと思います。
②文法的に入るべき品詞が決まる問題
もし文法に不安がある方はまず基本的な文法書で勉強することから始めた方がいいと思います。オススメは『一億人の英文法』です。
文法の基礎がある方・できた方は、単語の語尾でどの品詞になるのかというのを抑えておくと、万が一単語の意味がわからなくてもこの形式に対応できますので、便利です。ご参考として、下記によく見る語尾を掲載します。覚えておいて損はないと思います。
名詞:-tion, -ment, -ty, -cy, -ness など
動詞:-ize, -fy, -en など
形容詞:-ive, -ble, -ant, -ent など
副詞:-ly
③短文を理解して適切な選択肢を選ばなければならない問題
③は総合的な語彙力と文法力が問われます。
①と②の両形式の勉強をしっかりこなすことで、結果的に③の問題に対応できるようになるはずです。
加えて、PART6については、頻出の接続詞の意味をしっかり抑えておく必要があります。せっかく本文の内容が理解できても、接続詞の意味がわからず、誤答となってしまうのは悔しいものです。
また、読解力も求められますので、長文の精読に慣れておく必要もあります。しかし、長文といってもPART7に比べればそこまで長くはないので、PART7の対策がしっかりできていれば、この点は特別何かをする必要はないでしょう。
3.PART7に時間を残すため、1問1問を早く回答できるようにする
特に高得点を狙う場合は、最終的にはPART6は16分くらいで終わらせられるようになりましょう。1セット平均4分の計算です。
皆さんもご存知の通り、PART7は非常に時間のかかるパートです。(私もPART7に55分ほど費やします。)
リーディングパート全体で見た場合、「PART7が最後塗り絵になってしまった。。。」という状況を避けるため、PART6でできるだけ時間をかけないことが重要になってきます。
PART6の回答速度を上げるには、時間を測った上での問題演習が必須です。
時間を気にしないでの勉強はTOEICにおいてはあまり有効ではありません。
問題集を繰り返し(最低2回)、TOEICのスピード感に慣れましょう。
オススメはやはり、公式問題集です。
また、下記のようなPART6に特化した問題集も効果的です。
加えて、800点以上を狙う上級者の方には、次の問題集もオススメさせてください。
以上、TOEIC PART6 勉強法と対策 でした。